千代松龍図縁起

伊勢神宮奉納
千代松龍図縁起
平成十五年十月

松は古来御先祖が神木として崇めて来た。 尖った松の葉先に神が降りられると信じて、今尚目出度い樹として正月の飾り物にされている。 千代松龍は松の化身として千年も続く五穀豊穣を見守るものである。 目の赤が南を、墨の黒が北を、松の青が東を、箔の金が西を表している。 更に白地に赤の目が御神体の鏡を意味する。 龍は流れを促して一年の実りを齎すとされている。
千代松龍図を伊勢の神様の御許にお納め致します。

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