■江戸時代の寺子屋等で子供たちに文字を教える手習の教材として、活用されていました。 文字が浮世絵の中に隠された「隠し文字」として描かれているのが特徴です。 文字を探す遊びを通すことによって子供たちが文字に興味を持ち、文字を形として覚えたとされています。 写真資料は北風麗山が昭和4年に二百年余を経た教本を復刻したものです。 北風麗山は子供の頃に仏道に入ろうと決意し、小僧時代の手習の手本である文字絵を学んだとされています。
■寺子屋の教本